今日はPetr.ペトロリュームのご紹介です。
原油から作られたレメディーです。
燃料として、また様々な製品の原料として、
私たちの暮らしに欠かせない物となっていますね。
ホメオパシーでは、主に皮膚症状や乗り物酔いの主要レメディーです。
冬に悪化する皮膚症状、ひび割れ
皮膚が乾燥して収縮して赤い。
例えば、毎日石油系の洗剤を手にしている美容師さんの手荒れ。
指先や、てのひらが真っ赤で乾燥して、ところどころひび割れて、治ったと思ったら
「パかッ」と割れて出血。見た目、革のように分厚くなって、とても敏感になっています。
皮膚症状は特に冬の寒さで悪化するのが特徴です。
またひだになっている部分が特にひどくなります。
しもやけや、おむつかぶれ、子供の排便困難による肛門の出血にも。
乗り物酔い・妊娠悪阻
乗り物酔いによく使われるレメディーです。
吐き気と共に唾液がたくさん出てきます。
乗り物酔いも外気で悪化するのがPetr.ですが、
外気で気分が良くなるのはTabacum.(タバカム)、タバコのレメディーです。
めまいは吐き気を伴います。
立ち上がる時に悪化(横になっていても、座っていても)します。
同じくつわりの状態にも使われ、
めまいを伴うので、かがまなければなりません。
喉は非常に渇き、水を欲します。
同じく妊娠悪阻に良いCocc.(コキュラス)は食べ物を見るだけで悪化します。
日中にだけ、水っぽい下痢をします。
排便後に肛門が痒くなったかと思えば、猛烈に食欲が増します。
肉や、こってりした脂の食物は嫌い。
キャベツ類や豆類も身体に合いません。
またペトロニュームさんはなぜか、汗が片側からのみ出て、
これが悪臭がするものです。
性器のカンジダ症
妊娠中に、卵白様、焼けるような多量の分泌物がみられる。
また、ヘルペス系の黄色い水疱が、頭、足、顔、生殖器(陰嚢など)にでき、
過敏で乾燥して、またはじくじくして痒くなかなか治らない。
Petr.の精神的な特徴
以上のような身体症状と共に、
根本体質としての、Petr.ペトロリュームさんはどんな人でしょうか。
長引く不調や精神的な困難から
死が近いという漠然とした恐怖を持ち、
何でも急がなければならないと感じる。
自分だけでなく、周りの人を急がせる必要がります。
ささいな事に驚き、動揺し、すぐにかっとなって、怒ります。
また、ある種の鈍さがありますー
――よく知っている道で迷う
という特徴がPetr.さんの状態をよく物語っています。
特に、外にいると、混乱してしまいます。
外気で症状が悪化することもあるのかもしれません。
ぼーっとして記憶力も低下します。
薄暗くぼやけた視覚に伴い、思考が混乱します。
耳も聞こえにくく、耳鳴りを生じます。
心気症への傾向があり、不機嫌であり、不活発。
質問にも答えません。
二重性の感覚―
―自分は二重人格であると思う。
―だれかが横にいる
―自分の一本の腕や脚が2本あるように思う
授乳中の母親では
―赤ちゃんが2人いる
Petr.ペトロリュームの子育て
原油は現代生活の様々な便利さに貢献し、
人々は大きく依存して生活しています。
反面、自然の営みとベクトルが違うことも確かです。
人が元来、自然の中で感じる穏やかさや包容力などと対極の精神状態にいるPetr.さん。
外気を嫌悪し、特に冬の外気にさらされると、元気を無くし、苛立ちや恐怖を覚え、
些細な事に驚き、落ち着かなくなっていきます。
カッとしやすく手に負えないと感じる事もあるかもしれません。
車酔いが酷いお子さんというのは、外側の世界に合わせる事が苦手=自己中心的なところが見られ、親や兄弟を意のままにする傾向があります。
要求に全てを応える事が愛情ではない事はわかっているつもりでも
さまざまな理由をつけて、私たち親は手を貸してしまいがちです。
過干渉になっていないか、今一度省みてみるのも良いと思います。
また、例えば感情的な葛藤があり、その後下痢が慢性化してふらふらしていている10代の女の子。苛立ちや恐怖の体験が皮膚症状や疲れなどの症状を長引かせてしまうような時にはPetr.を考慮してみてください。
★車酔いやとびひ、冬に悪化しやすい皮膚症状には
Petr.の精神症状が合致していなくても使うことができます。
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